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ソフトウェアライセンスのまとめ

フリーソフトに関連する主なライセンスの概要レベルのまとめです。
詳細は、各原文をご覧ください。

GNU General Public License(GNU GPL)

GNU一般公衆ライセンス
プログラムの実行・再頒布・改変とプログラムを改良したものを公衆にリリースすることが可能なライセンスです。
著作物または二次的著作(派生 derivative)物の複製と頒布は、有料で行うことができます。

利用条件

  • 二次的著作物(アメリカ合衆国著作権法による Derivative work)の頒布条件を同一のライセンスに限る。
  • GPLv2・GPLv3では、事前コンパイルされたバイナリとして頒布されるプログラムは、「ソースコードの複製の直接の添付」・「事前コンパイルされたバイナリと同一の手段でソースコードを頒布するという書面での提案の添付」・「GPLのもと事前コンパイルされたバイナリを受け取った場合に得た何かをソースコードを提供する旨の文書で提示」のいずれかを行う。
  • GPLv2・GPLv3では、プログラムの受領者すべてにプログラムと共にGPLライセンスの複製を与える。

コピーレフト

著作物全体を頒布するための要件は、GPLよりも強い要件であってはならないという制限を加えることにより、権利が消失しない方法で、他者への権利を許諾する仕組みです。
著作権は、譲渡しなければ個々のコードの著作権者が保有します。

  • プログラムを再頒布する場合に限り適用され、改変したソフトウェアを他の誰にも頒布しない場合は、改変箇所を公開する必要はない。
  • ソフトウェア自身のみに適用されるため、ソフトウェアの出力(アウトプット自身がプログラム自体の二次的著作物ではない場合)には適用されない。

GPLフォント例外

GPL font exception clause・GPL+FE
GNU GPL で頒布されるフォントを文書ファイル内部に埋め込む場合、ドキュメント自体の利用許諾条件をGNU GPLとしないことを法的に許可するGNU GPLの追加的条項、もしくはその例外条項付きライセンスです。

OSIの承認 コピーレフト

GNU Lesser General Public License(GNU LGPL)

GNU劣等一般公衆ライセンス

OSIの承認 コピーレフト
○(Weak)

BSD License

Berkeley Software Distribution License
ソースコードを複製・改変してできたオブジェクトコードの頒布がソースコードの公開なしで可能な商用で利用しやすいライセンスです。

利用条件 (New BSD License(修正BSDライセンス)・3-clause BSD License(三条項BSDライセンス))

  • ライセンス条文・著作権表示・無保証の旨をドキュメントなどに記載する。

利用条件 (4-clause BSD License(四条項BSDライセンス)・旧BSDライセンス)

  • ライセンス条文・著作権表示・無保証の旨をドキュメントなどに記載し、派生物の広告に初期開発者を表示する。
  • GPLと混在できない。
OSIの承認 GPLとの適合性 コピーレフト
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MIT License

X11 License・X License
BSD Licenseをもとに作成された、オープンソースであるかないかに関わらず誰でも無償で無制限に利用可能な非常に制限の緩いライセンスです。

利用条件

  • 著作権表示・MIT Licenseの許諾表示をソフトウェアのすべての複製または重要な部分に記載する。
  • 作者または著作権者は、ソフトウェアに関してなんら責任を負わない。
OSIの承認 GPLとの適合性 コピーレフト
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SIL Open Font License

フォントの使用・研究・改変・再配布が可能なライセンスです。

利用条件

  • 派生フォントの名前は、元のフォントと同じ名前や、その一部を含めない。
  • フォントのみを単独で販売、あるいはフォント集に含めて販売しない。ただしプログラムに同梱する場合は商用利用も可能。
OSIの承認 GPLとの適合性 コピーレフト
? ×

Public Domain

パブリックドメイン
著作権が主張されていない公有に置かれている状態で、そもそもライセンスが必要なく、一切の制限もありません。

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