フリーソフトに関連する主なライセンスの概要レベルのまとめです。
詳細は、各原文をご覧ください。
GNU一般公衆ライセンス
プログラムの実行・再頒布・改変とプログラムを改良したものを公衆にリリースすることが可能なライセンスです。
著作物または二次的著作(派生 derivative)物の複製と頒布は、有料で行うことができます。
著作物全体を頒布するための要件は、GPLよりも強い要件であってはならないという制限を加えることにより、権利が消失しない方法で、他者への権利を許諾する仕組みです。
著作権は、譲渡しなければ個々のコードの著作権者が保有します。
GPL font exception clause・GPL+FE
GNU GPL で頒布されるフォントを文書ファイル内部に埋め込む場合、ドキュメント自体の利用許諾条件をGNU GPLとしないことを法的に許可するGNU GPLの追加的条項、もしくはその例外条項付きライセンスです。
OSIの承認 | コピーレフト |
---|---|
○ | ○ |
GNU劣等一般公衆ライセンス
OSIの承認 | コピーレフト |
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○ | ○(Weak) |
Berkeley Software Distribution License
ソースコードを複製・改変してできたオブジェクトコードの頒布がソースコードの公開なしで可能な商用で利用しやすいライセンスです。
OSIの承認 | GPLとの適合性 | コピーレフト |
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○ | ○ | × |
X11 License・X License
BSD Licenseをもとに作成された、オープンソースであるかないかに関わらず誰でも無償で無制限に利用可能な非常に制限の緩いライセンスです。
OSIの承認 | GPLとの適合性 | コピーレフト |
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? | ? | × |
フォントの使用・研究・改変・再配布が可能なライセンスです。
OSIの承認 | GPLとの適合性 | コピーレフト |
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? | × | ○ |
パブリックドメイン
著作権が主張されていない公有に置かれている状態で、そもそもライセンスが必要なく、一切の制限もありません。