室町時代以降は武士や庶民にまで広がり、熊野三山を目指して列を成して歩く人々の様子は「蟻の熊野詣」ともいわれるほど熊野古道は大いに賑わいました。
明治維新後は、熊野詣の風習も殆どなくなってしまいましたが、熊野古道は、国道が整備されるまでの間、周辺住民の生活道路として利用されていました。
熊野本宮大社
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熊野速玉大社
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熊野那智大社
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熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の熊野三山とそれらを結ぶ熊野古道は、高野山の金剛峯寺や吉野・大峯の金峯神社・大峯山寺などとともに、文化遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004(平成16)年07月にユネスコの世界遺産に登録されています。