Inkscapeで効率よくグラフィック制作するための便利な設定と使い方です。
Inkscape 0.92.1 (64bit)
Inkscapeの起動時と新規ファイルの作成時にグリッドなどの設定とガイド用のオブジェクトが予め配置されたテンプレートファイルを利用して、使い慣れた状態から始めることができます。
Inkscape 0.92.1 (64bit)
Inkscapeで方眼紙のような格子を表示します。
「グリッドにスナップ」と併用すると簡単に正確な位置に正確なサイズのオブジェクトの作成ができます。
グリッドは表示倍率が変わっても常に同じスタイルで表示されるため、パスを使った場合のように表示サイズが大きすぎるまたは小さすぎることはありません。
項目 | 設定例 |
---|---|
有効にする | ON |
表示する | ON |
見えているグリッドラインにのみスナップする | ON |
グリッドの単位 | ページの設定に合わせる |
開始位置X | 0 |
開始位置Y | 0 |
X方向の間隔 | 1 |
Y方向の間隔 | 1 |
マイナーグリッドラインの色 | 4040ff0d |
メジャーグリッドラインの色 | 4040ff1a |
メジャーグリッドラインの頻度 | 5 |
線の代わりにドットで表示する | ON |
正六角形の結晶軸グリッドは等軸測投影図の作成に便利です。
Inkscape 0.92.1 (64bit)
Inkscapeでオブジェクトやノードを移動する際に、設定で有効となっている部分同士が近づくとスナップして自動的に位置に固定されます。
スナップする部分や対象は状況に応じて有効と無効の設定を変えることで、「ノードをグリッドの交点に」や「回転中心をパスの交点に」、「テキストの原点を角に」のような挙動の調整ができます。
使ってみて感度を調節します。
Windows 10 (Pro 22H2 64bit) + Inkscape 1.3 (64bit)
Inkscapeのフォント選択リスト(一覧)を使用するフォントのみの限定した表示にして、使用しないフォントを隠すことで、フォントを探して選択する時間の節約ができます。
OSにバンドルされている多量のフォントは「商用はメーカーに確認」などとされてライセンスがはっきりしないため、信頼できるサイトで商用でも無料で使用可能と明記されたフォントに限定したい場合に便利です。