GIMPで描画色と背景色の設定に使用するGIMPカラーパレットの作り方と使い方です。
GIMPカラーパレットとは、決められた色を素早く正確に使用できるように複数の色を登録した1つのパレットを1つのファイルとして保存した色の一覧です。
GIMPを使って画像の作成と編集をする際に、依頼主の規定ごとやウェブサイトなどのプロジェクトごとに決められた色やよく使用する色の情報がまとめて保存されたパレットを利用することで一貫性のある配色が簡単にできます。
GIMPのカラーピッカーには最近使用した12色の履歴が記録されますが、複数のプロジェクトを交互に作業をすると毎回色の数値のメモと入力をする手間が発生するため、カラーパレットは効率が良く便利です。
このGIMPカラーパレットは、Inkscapeでも利用できます。
「パレットダイアログ」のパレット一覧で対象のパレットを右クリックして、「パレットの削除」を選択、実行します。
テキストエディターを使って既定のフォーマットで色の情報を入力し、任意のパレット名に拡張子として「.gpl」を付けて保存します。
色の数値が一覧で見えるため、こちらのほうが便利な場合があります。
GIMP Palette
Name: Buchi Basis
#
#Gray
#
0 0 0 Black #000000 = 0,0,0
64 64 64 Gray #404040 = 0,0,25
128 128 128 Gray #808080 = 0,0,50
192 192 192 Gray #c0c0c0 = 0,0,75
255 255 255 White #ffffff = 0,0,100
#
#Red
#
64 0 0 Red #400000 = 0,100,25
128 0 0 Red #800000 = 0,100,50
192 0 0 Red #c00000 = 0,100,75
255 0 0 Red #ff0000 = 0,100,100
255 64 64 Red #ff4040 = 0,75,100
255 128 128 Red #ff8080 = 0,50,100
255 192 192 Red #ffc0c0 = 0,25,100
GIMPで利用するために、パレットファイルをGIMPが認識できるフォルダ内に配置します。
バージョンアップに伴う更新を考慮して、ユーザー指定フォルダーへの配置をおすすめします。