FAAC(Freeware Advanced Audio Coder)とは、音声データファイルをAAC形式にエンコード(圧縮)するソフトウェアです。
デコード用には同じプロジェクトでFAAD2があります。
FAACに対応したフロントエンド(GUI)を利用しない場合は、コマンドプロンプト(コマンドライン)から「faac.exe」を利用します。
詳細なオプションを指定しない場合は、比較的簡単にエンコードができます。
商用でも利用可能のため利用できる場面は多いのですが、エンコード結果は他と比べて少し劣ります。
分類 | オプション | 説明 |
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ヘルプ | -h | ショートヘルプで利用可能なオプションを表示する。 |
-H | 詳細なヘルプで利用可能なオプションを表示する。 | |
品質関連 | -b |
ABR(平均ビットレート)で、おおよそのビットレートをkbpsの数値で指定する。 「-q」より優先される。 「-c」がない場合のカットオフ周波数は「16000」Hzとなる。 |
-q |
VBR(可変ビットレート)で、Quality(品質)を「10(低音質、小容量)」から「5000(高音質、大容量)」までの整数で指定する。 デフォルトは「100」。 -q 10 -c 3000 : 〜26 kbps *.aac -q 500 -c 22050 : 〜277 kbps *.aac |
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-c |
ローパスのカットオフ周波数をHzの数値で指定する。 デフォルトは「自動」。 |
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MP4特有 | -w | AACをMP4コンテナに入れる。 |
入出力 | -o |
エンコードして出力するパス\ファイル名.拡張子を指定する。 パスを省略した場合は、「cd(カレントディレクトリ)」で指定したフォルダー、またはコマンドプロンプトのプロパティーに登録されている作業フォルダー(ユーザーフォルダー)となる。 指定できる拡張子は「.aac」、「.mp4」、「.m4a」、「.m4b」。 |
file | 入力する「パス\ファイル名.拡張子」を指定する。 |