Inkscapeでオブジェクトの重なりあった部分を利用した「和」、「差」、「積」などの「ブーリアン演算」によって複雑な形状を作る際に便利で役立つ「統合」、「差分」、「交差」の使い方です。
グループが設定されていると処理できないため、グループを解除した後で実行します。
曲線では特に誤差が出て形状やアンカーポイントの位置が変わることがあるため、正確な形状が必要な場合は同じ位置のアンカーポイントの統合や異なる位置のアンカーポイントの連結のようにできるだけ別の方法で行います。
Inkscapeは統合で、一部が重なった2つ以上のオブジェクトの重なった部分のパスをなくして重なっていない部分のみのパスでできた1つのオブジェクトにできます。
02〜04の操作は、選択ツールで四角形に囲んでもできます。
Inkscapeは差分で、一部が重なった2つのオブジェクトの前面にあるもので背面にあるものをくり抜いて1つのオブジェクトにできます。
02と03の操作は、選択ツールで四角形に囲んでもできます。
Inkscapeは交差で、一部が重なった2つ以上のオブジェクトの重なっている部分の形状のみとした1つのオブジェクトにできます。
02と03の操作は、選択ツールで四角形に囲んでもできます。