音声制作ソフト
TiMidity++ Tips

外出先からでもTiMidity++の使い方や小技を参照できるように作成した、自分用Tipsです。

全般

ドライバーのインストールができない

Windows 7 (64bit) + TiMidity++ bw

  1. timw32g.exeが入っているフォルダ内の timidity driver > driverinstall.exe を右クリックし、管理者として実行を選択する。

アンインストールも自動でできるTiMidity bw 20130323a_vc9_x32もあります。


設定が保存できない

Windows 7 (64bit) + TiMidity++ bw

TiMidity++で設定を変更してもフォルダ内に設定ファイルを作成できないため、次回の起動時に「Ini file is not found, or old format is found.」と表示される。

  1. timw32g.exeが入っているフォルダのプロパティを開く。
  2. セキュリティ > 編集 をクリックする。
  3. グループ名またはユーザー名のUsersを選択し、Usersのアクセス許可の書き込みの許可のチェックボックスをオンにする。

環境・使用方法

サウンドフォント設定ファイルの入手

配布されているTiMidity++用設定(Config)ファイルです。

TiMidity++ (Experimental version) > 設定ファイル
羽根のあるところ >> TiMidity用自動生成CFG


サウンドフォント設定ファイルの作成

Windows 10 (64bit) + TiMidity++ bw 20130323a_vc9_x32 + cfgforsf CVS 2009-03-16

サウンドフォントから自動的にTiMidity++用設定(Config)ファイルを作成する方法です。

  1. 羽根のあるところ >> TiMidity bw版公開ページからcfgforsfをダウンロードし、解凍して任意のフォルダに配置する。
  2. コマンド プロンプトを起動する。
  3. 「cd (cfgforsfを配置したフォルダ)」を入力し、Enterキーを押す。
  4. 「cfgforsf (サウンドフォントファイルのパス)>(設定ファイルのパス)」を入力し、Enterキーを押す。
コマンド プロンプト

【例】 cfgforsfがc:\bin\cfgforsf.exe、サウンドフォントがc:\midi\SF-Name\xxxx.sf2、設定ファイルをc:\midi\My-SF-Configs内にxxxx.cfgとして保存する場合

									
cd c:\bin
cfgforsf c:\midi\SF-Name\xxxx.sf2 > c:\midi\My-SF-Configs\xxxx.cfg
								

サウンドフォント設定ファイルの利用

Windows 10 (64bit) + TiMidity++ bw 20130323a_vc9_x32

TiMidity++のメニュー > 設定 > 詳細設定 > プレイヤ > 設定ファイル で指定するtimidity.cfgにテキストエディターで入力・保存して利用します。

timidity.cfg

【例】 TiMidity++が読み込む設定がc:\midi\My-A-Config\timidity.cfg、サウンドフォントの設定ファイルがc:\midi\My-SF-Configs\xxxx.cfg、サウンドフォントがc:\midi\SF-Name\xxxx.sfの場合

									
dir "C:\midi\SF-Name"
dir "C:\midi\My-SF-Configs"
source "xxxx.cfg"
								

複数のサウンドフォントを組み合わせる

Windows 10 (64bit) + TiMidity++ bw 20130323a_vc9_x32 + cfgforsf CVS 2009-03-16

テキストエディターを使ってFluid R3 GMをベースにFluid R3 GS・Splendid Grand 72MBを合わせる例です。
パスは必要に応じて変更してください。

割当範囲
ドラム以外
bank 0・PC 0 〜 bank 127・PC 127(16129種)
ドラム
bank 128・PC 0 〜 bank 128・PC 127(128種)
ファイル構成
  • C
    • bin
      • cfgforsf.exe
    • midi
      • Fluid
        • FluidR3_GM.sf2
        • FluidR3_GS.sf2
      • Splendid-Grand
        • splendid_72.sf2
      • My-SF-Configs
      • My-Fluid-GS+SG-72-Config
  1. 各サウンドフォントの設定(Config)ファイルを作成する。
    コマンド プロンプト
    											
    cd c:\bin
    cfgforsf c:\midi\Fluid\FluidR3_GM.sf2 > c:\midi\My-SF-Configs\fluid-r3-gm.cfg
    cfgforsf c:\midi\Fluid\FluidR3_GS.sf2 > c:\midi\My-SF-Configs\fluid-r3-gs.cfg
    cfgforsf c:\midi\Splendid-Grand\splendid_72.sf2 > c:\midi\My-SF-Configs\splendid-grand-72.cfg
    										

    My-SF-Configsフォルダー内にfluid-r3-gm.cfg・fluid-r3-gs.cfg・splendid-grand-72.cfgができます。

  2. サウンドフォントの設定(Config)ファイルを調整する。
    fluid-r3-gm.cfg

    変更なし

    fluid-r3-gs.cfg

    変更なし

    splendid-grand-72.cfg
    											
    bank 0
        1 %font C:\midi\Splendid-Grand\splendid_72.sf2 0 1
    										

    1〜2行目に「bank (MSB) 0 > PC 1にsplendid_72.sf2のbank (MSB) 0 > PC 1」を割り当てるとなっていて、Fluid R3 GMのBright Yamaha Grandとかぶるため、bankを1に変更・保存します。
    曲を聞くだけの場合は、bank (MSB) 0 > PC 0に上書きしてもいいかもしれません。

    											
    bank 1
        1 %font C:\midi\Splendid-Grand\splendid_72.sf2 0 1
    										
  3. TiMidity++が読み込む設定を作成する。
    timidity.cfg

    テキストエディターで新規ファイルを作成・入力し、My-Fluid-GS+SG-72-Configフォルダー内にtimidity.cfgとして保存する。

    											
    dir "C:\midi\Fluid"
    dir "C:\midi\Splendid-Grand"
    dir "C:\midi\My-SF-Configs"
    source "fluid-r3-gm.cfg"
    source "fluid-r3-gs.cfg"
    source "splendid-grand-72.cfg"
    										
TiMidity++(シンセサイザー)
メニュー > 設定 > プレイヤ > 設定ファイル でMy-Fluid-GS+SG-72-Configフォルダー内のtimidity.cfgを指定する
TiMidity++(プレイヤー)
メニュー > 設定 > 詳細設定 > プレイヤ > 設定ファイル でMy-Fluid-GS+SG-72-Configフォルダー内のtimidity.cfgを指定する
  • ドラムは、bank (MSB)が128に固定されるよう(その他は0〜127)なので、「drumset 0」は「bank 128・PC 0」のようになります。
    「同じPC・bankで選択」ができないため、重複する場合は上書きかdrumset番号変更で対応します。
  • このセットをDominoからも利用する場合は、音源にある音を選択する項目がない・選択した項目の音が出ないことになるため、これに合わせた音源定義ファイルの作成も必要です。
    詳細は、Domino Tipsをご覧ください。

複数の音源セットを切り替えて使用する

Windows 7 (64bit) + TiMidity++

TiMidity++でGUSパッチを使っていた頃の情報ですが、サウンドフォントも同様に設定ファイルを作成、指定することで利用できます。

依存関係
●A320U+ piano-mgg

単独

●Eaw-Patches ★★

単独

●Eaw-plus ★★★? (一部の音が出ない)

Izumo-GUS-Patch + Eaw-Patches + Eaw-plus

●Izumo-GUS-Patch

単独

●Matsumoto-GUS-Patch ★★

単独

●pipe SC-55mkII or SC-88VL ★★★? (一部の音が出ない)

Matsumoto-GUS-Patch + Tuka-Add-Patch + pipe-SC-55mk2-88VL

●SYUUHOU SC-88Pro (Rafarl Config の改良) ★★★★

Izumo-GUS-Patch + SYUUHOU-SC-88Pro

これらの中には、何らかの問題で発音されない音が一部あります。
配布(ダウンロード)
●A320U+ piano-mgg

TiMidity++ に付属

●Eaw-Patches

Gentoo Linux 国内ミラーサーバー >> eawpats12_full.tar.gz(Mac OS X > StuffIt Expander で解凍)
一部は、商用利用ができない。

●Eaw-plus

Eawplusの追加ファイル
INTERNET ARCHIVE >> eawplus-12.1.tar.gz

●Matsumoto-GUS-Patch

でかでかパッチ
?

●pipe-SC-55mk2-88VL

pipe SC-55mkII or SC-88VL Config(Tuka☆特製コンフィグファイルをアレンジ)
pipe >> timidity.cfg.hqx(Mac OS X で解凍)

●SYUUHOU-SC-88Pro

SYUUHOU SC-88Pro Config
?

●Tuka-Add-Patch

追加音色ファイル
pipe >> add_pat.lzh.hqx(Mac OS X で解凍)

インストール

Timidity++は、Program Files (x86)内にインストールします。
TiMidity++のインストールは、インストールタイプを選択 = カスタム・コンポーネントを選択 = Musix のみ としました。

音源・設定ファイルは、C:\MIDIフォルダなどを作成してその中に配置します。
timidity.cfgの#でコメントアウトされていないdirの部分を「dir "C:\MIDI\Izumo-GUS-Patch"」や「dir "C:\MIDI\Izumo-GUS-Patch\guspat-20000706.zip#」"のように絶対パスに書き換えます。

フォルダ・ファイルの配置
  • C
    • Program Files (x86)
      • TiMidity
        • musix (A320U+ piano-mgg)
          • timidity.cfg(変更不要)
        • *
    • MIDI
      • Eaw-Patches
        • winconfig
          • timidity.cfg
        • *
      • Eaw-plus
        • timidity.cfg(パスを変更)
        • *
      • Izumo-GUS-Patch
        • guspat-20000706.zip
        • timidity.cfg(パスを変更)
        • *.cfg
        • (Configはguspat-20000706-required.tar.gzから)
      • Matsumoto-GUS-Patch
        • inst
        • timidity.cfg(パスを変更)
        • *.cfg
      • pipe-SC-55mk2-88VL-Config
        • timidity.cfg(パスを変更)
      • SYUUHOU SC-88Pro-Config
        • timidity.cfg(パスを変更)
        • *.cfg
      • Tuka-Add-Patch
        • GUS
        • NEWPNOZ
音源セットを切り替え

TiMidity++の メニュー > 設定 > 詳細設定 > プレイヤ の 設定ファイル をクリックして希望する音源フォルダ内のtimidity.cfgを選択し、「設定ファイルの強制再読込」をクリックする。(場合によっては、TiMidity++を再起動する。)

使用方法

WAVの書き出し(変換)

Windows 10 (64bit) + TiMidity++ bw 20130323a_vc9_x32

  1. MIDファイルを開く。
  2. メニュー > 設定 > 詳細設定 を選択し、「TiMidity++ Win32GUI 詳細設定ダイアログ」を表示する。
  3. 出力 の「出力モード」・「チャンネル」・「サンプルレート」を設定、「出力方法」で「RIFF WAVE file」を選択、出力先を選択して、「OKボタン」をクリックする。
  4. メニュー > 出力 > RIFF WAVE file を選択する。聞くだけの場合は「Windows audio driver」です。
  5. 「再生ボタン」をクリックして書き出しを行う。

その他の問題

常にノイズ(サー)が出る

Windows 10 (Pro 20H2 64bit) + TiMidity++ bw 20130323a_vc9_x32 (TWSYNTH GUI)

「Domino」→「仮想MIDIケーブル」→「TWSYNTH GUI」で再生すると、常に「サー」というノイズが出る。

「Speakers/Headphonesのプロパティ」と「TiMidity++ Win32GUI 詳細設定」

  1. Windowsの 設定 > システム > サウンド > 出力 > デバイスのプロパティ > 関連設定 > 追加のデバイスのプロパティ でSpeakers/Headphonesのプロパティダイアログを開き、詳細タブをクリックする。
  2. TWSYNTH GUIの 設定 でTiMidity++ Win32GUI 詳細設定ダイアログを開き、出力タブをクリックする。
  3. 「Speakers/Headphonesのプロパティの規定の形式」と「TiMidity++ Win32GUI 詳細設定の出力モードとサンプルレート」を一致させる。

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